種割れナンパ

昨日のＣはご当地アイドルめざしてるユニットの一人だから


今日夕方からライブあったので応援に行く

そんな客数いるわけではないし盛り上がりも俺がイメージするアイドルとは
違うけど今の目指してるってＬＶではこんなものみたい


それでも昨日接客してくれたメイドがアイドルとしてステージで踊って歌う
姿みてると不思議な気になる


ライブ終わると握手会といって客一人一人に握手して少しその間会話して
回る


Ｃが一番に俺のとこに来てくれた

汗かいてまだ息もあがってるけどお疲れ様というと笑って安心した
表情みせてくれた

他のグループメンバーも回ってきて話すけどみんな若い

目的意識もってこの若さで頑張ってるのみて自分を卑下する気持ちになってしまう



同僚と応援きてたから一緒に同僚と男二人で突然の雨に俺の折りたたみ傘で
合い合い傘して駅のホームはいり

傘を閉じると後ろからＣがステージでの派手な衣装のまま俺のことを呼びかける


駅構内でこの派手なカッコで雨に濡れてるＣはとても目立つ・・

Ｃと一緒に駅ホームあるくとみんなこっち見てる・・そりゃそうだ


Ｃは反対口の店舗にこのまま仕事いくらしい


タ「俺の折りたたみ傘もっていきなよ？俺もう電車のるしまた今度返してくれたらいい」

Ｃ「本当？また会う口実ができた＾＾」

なんかどこまで本心なのか本当わからないけど嬉しいね


同僚は気きかしてくれたのか改札入っていったので俺は反対口の出口まで送る
ことにする


まだ外は雷雨・・


タ「店までおくろうか？・・アイドルなのにあいあい傘俺とはまずいか・・」

Ｃ「いいの？気にしないで大丈夫だし嬉しいよ」


反対口に同じ店のメイドだち呼び込みしてるとこに俺たちがいくと

他のメイドがなんで俺が連れて歩いてるのかって顔してる笑

同じスペースにうじゃうじゃいるスカウト連中も俺のこと不思議な目で
みてるけど悪くない気分笑


派手なアイドル衣装に身にまとったＣとあいあい傘で店まで１０分程度の時間
少しだけ店内では話せないような話しながら歩く

今思えばこの特別な時間にもう少し店内では禁止事項である項目の話しするチャンス
だったのに俺はそこまでは器用にはふるまえなかった・・


おおかたは店でするようなとりとめのない楽しい話してるうちに店についてしまう


また応援いくからねと言うと笑顔でありがとうと手をふり店内に入るＣを見送り
駅まで戻った

もちろんスカウトや黒服いる道はＣのアドバイスに従い避けて笑



ライブしたばかりの女の子とその１０分後には俺が二人きりであいあい傘なんて
夢みたいな時間だった





あ、でもアイドル目指してるといっても容姿そこまですごくはないよ
ＬＶ中のちょい上くらい

俺はその頑張ってる姿とその立場で少し俺を特別扱いしてくれてるようなとこに
魅かれてるんだと思う